夏にぴったりの麻生地の袋。大きさは袋下の幅が43センチ、上の幅が37センチ。上の部分にタックが少し入って少しすぼまる形です。高さは32センチ。約5センチほどのマチを取っています。半分より下の部分は裂き織り生地をぐるりと前後に回して補強とアクセントに。表側の裂き織り生地の部分は左右二つのポケットにしています。裂き織りは古い夏の着物を裂いたもの。たぶん麻ではないかと思います。光線の具合で色合いに違いが出ますが、二枚目の日陰の写真が実際に近い色です。本体生地は生成りに薄いグレー、ベージュのチェック。三枚目の写真は袋の中ですが、裏生地は生成りの楊柳を使って涼しさを出しました。中ポケットは一つです。このバッグのポイントはなんといっても木の持ち手と少し焦がし加工した木のボタン。これが自然な存在感を出してくれていて、私はとても気に入っています。着物にも合いそうです。汚れたら洗っていただけますので長く使っていただけると思いますが、布部分が使えなくなったとしても、木の部分は世代を超えて長く使っていただけると思います。実際に私も祖母の使っていた木の持ち手を使って新しいバッグにし、今も愛用しています。このバッグも末長く愛用していただけるよう願っています。